Madrid の晩秋
これまで水不足に悩まされてきた首都マドリッド界隈であるが、9
月末頃より結構まとまった雨が降るようになってきた。水を司る当局は未だ安心の顔色を見せないが、給水制限となる地域は無なくなったようだ。記憶の中でのまとまった雨は、昨年
5 月の皇太子結婚式以来のような気がする。
日本の梅雨時のように湿気が多くなりすぎジメジメしているのは大変嫌なものであるが、降雨が無く、空気が乾燥しきっているのは健康に良くない。どう良くないかというと、塵や埃が常に空中を舞っており鼻や喉から入り易いことだ。このため季節外れの花粉症にも似た症状が出やすい。
欧州では今、鳥インフルエンザの話題が高まりつつある。乾いた空気中では病原菌等が漂い易く、空気を介して鼻や喉から進入してくることが少々不安ではある。また欧州では今冬、変身した新型インフルエンザの流行も懸念されている。FESA
社内では、希望する従業員に対して予防ワクチン注射を始めている。私は、敢えて遠慮させてもらった。 何故?、ってスペイン人向けに調合された薬では、私のように華奢でデリケートに出来ている日本人の体には副作用が心配されるからだ。