世の中、グローバル時代と呼ばれて久しい。1990年代初期に始まった湾岸戦争や、デジタル携帯電話の分野等で初めて『グローバル』という単語を訊いた。GPS
(Global Positioning System) や GSM (Global System for Mobile Communication)
等がそれだ。元々は、軍事・科学用語であったように思える。いつの間にか、ビジネス社会で猫も杓子も口に出すようになってしまった背景は、きっと、語呂の良いカタカナ発音に加え、高級質感のイメージが醸し出す麻薬中毒のような効果が、真の意味を差し置いて、巷にこびり付いてしまったためであろう。
『海外』、『国際』、そして『グローバル』、と云う似て非なる環境の中で共通した障壁は、言語、思考、そして文化歴史の違いだと思う。この違いをあらためて認識し、富士通人であること、そしていかなる環境の中でも自分のアイデンティティーを見失わない訓練の積み重ねの中で、再び、日本から海外の富士通グループ諸氏と共に新たな業務を始動したいと思う。
October 30, 2006
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上段左から
Oscar Barra, Mario Ruiz, J.M.Murua, Jose de la Cruz, Antonio Ortigoza,
Fernando Leo, Pedro Martinez, Rafael de Rafael
下段左から
Sabastian de Pablos, Terry Takahashi, Juan Miras, Esteban Navas
もう一人の仲間の撮影者: Oscar de la Puente |