Company name


【演劇舞台との出会い】
 還暦を迎え、リーマン稼業から足を洗って何か新しいことにチャレンジしてみたいナー、と思っていた 3 月末ごろ。
・・・とはいえ、何があるカナー?、とネットや市中の宣伝やポスター、チラシなどを冷やかし半分で眺めていた。
そして、目に入ってきたのは行徳公民館にそれとなく置いてあった緑色の何んの変哲もないチラシ一枚。

そこには、、紙面の 1 / 4 を占めるほどの大きな文字で
"シニア劇団 波瀾ばんばん座" と描かれていた。
手にして内容をよく読む前に、『 コリャ、何か面白そうだ!』、と直感的なものを感じた。

無料の体験レッスンが用意されていたので無謀にも、しかし何かに押されるように半ば夢中で飛び込んでしまった。。。

そして、初の朗読劇の舞台ではこのような姿で出演する
こととなった。
もう、やめられない止まらない』
左の写真をクリックすると朗読劇の
Youtube 動画をご覧になれます。


朗読劇 〔 驟 り 雨 〕 藤沢周平作
於:蔵のギャラリー結花
平成24年7月20日

【 波瀾ばんばん座 】 のサイトはこちらから 


つ・ぶ・や・き


12月15日 いやー、なんとも楽しみにしていた文化祭がやってきました。
今年の最後を飾る市民活動として弾けてまいりました。


なかでも、この文化祭では「波瀾ばんばん座」、「おやぢ du ソレイユ」、「コント de げき隊」の3つの
サークルで舞台に上がることとなりました。中でも波瀾ばんばん座は千葉県初の60歳以上の
シニア劇団です。 出し物は山本周五郎作の「ゆうれい貸屋」でした。 

私はなんと畏れ多くも主役の弥六を頂戴しました。 その弥六は、桶屋職人で腕は良いが怠け者で
女房に逃げられてしまいます。 ある夜、夢の中でお染という元芸妓の幽霊に出くわし彷徨いながら
やっと夢が覚めて改心するという、いかにも落語で出てきそうな主人公を演じました。 

中間では、ギターを担いで全員で歌いまくる一幕もありました。

この日、市川をはじめ船橋、松戸、千葉などの市民が集まりそれぞれが活動しているサークル活動を
総まとめにした文化祭が市川生涯学習センターのグリーンスタジオで開催されました。

いちミュー文化祭オンステージ情報

通称 「いちぶんネット」 と呼ばれているこのNPO団体はとてもユニークな団体で昨年、2 年に一度
開催されるミュージカルで出会うこととなり、今ではこの仲間達とすっかり和みいろいろな活動に参加
させてもらっています。



9月07日 旗揚げ公演の 飢餓海峡』 が成功裏に幕を閉じ、そのあと 5 月から再び一般的なストレッチや
発声等の稽古と同時に新たな取り組みである、朗読或夜』・語りうた芝居 ゆうれい貸屋』 を
積んできました。

そしてこの日、プレ公演の日がやってきました。というもの、今回は4月にシニア劇団が市川文化会館で
公演した飢餓海峡を知ってワークショップとして入団された方々も含めての無料公演なのです。

この日は総勢、23 名の団員によるお芝居となりました。お客様には常連の市ミューメンバーをはじめ
たくさんのお客様が訪れてくださいました。 中には僕のギター教室の生徒仲間もおいで下さりちょっと
びっくりしましたが大きな失敗もなく演じることが出来て一安心しました。

僕は、語りうた芝居 ゆうれい貸屋』 にのみ出演しました。一応、物語の中に出てくる弥六』 と
名乗る主人公の役を頂戴しました。江戸長屋に住む超怠け者の役ですが様々な出演場面があり
その場その場でいろいろ工夫しながら楽しむことが出来ました。あー、楽しかった!

12 月の市ミュー文化祭では、このゆうれい貸屋の語り部分を短縮したうえ少し脚色したうで 40 分
程度のお芝居に仕上げて再び、舞台で演じる予定です。 今度は何役が回ってくるか今から楽しみ
ですが、ギター SE の井上さんが出演できないそうで代わりに僕がギター SE 役を受け持つ可能性も
出てきました。 まー、この際、できるものなら何んでもやらせて頂こうと考えています。
歌舞伎でも演じられるこのゆうれい貸屋のあらすじはコチラからどうぞ・・・


7月01日 8月30日、市川市中央図書館の中にあるベルホールで "語りうた芝居" と称し、
波瀾ばんばん座の二回目のプレ公演をします。

演目は、山本周五郎作の "ゆうれい貸屋" と題した短編滑稽小説がもとです。
このお話は、長屋に住むあるとんでもない怠け者が夜ごと現れるゆうれい達との
関わり合いを元に貸屋業を始めるという奇想天外な喜劇です。

私は、その主役の怠け者 "弥六" の役を仰せ仕りました。
落語に出てくるような長屋の怠け者のイメージで喋りはべらんめー調の江戸弁で
面白可笑しく、喜怒哀楽と少々大げさな身振り手振りを込めて演じます。

全通しで "弥六" を演じるわけではありませんが、それでも三つの場で出演する
機会を頂戴することができました。これは、波瀾ばんばん座の座員が増えたことも
あり
全員で役を担いながら劇を作り上げていこうというものです。

お芝居の途中では、ギターも混ぜて全員で歌と滑稽な踊りも披露します。
現在、稽古の真っ最中で公演に向けて頑張っています。




2013年
4月25日

4月26日
4月25日、26日 市川市文化会館 小ホールで目出度く波瀾ばんばん座の
旗揚げ公演『飢餓海峡』が上演されました。

大成功だったのではないでしょうか?

振り返ると台詞のトチリも有ったし、駄目出しは山ほど有るのだろうけど、
"あーすれば良かったなぁー"、などの後悔は殆ど沸いて来ない。

自分でやれる範囲で稽古を重ねた結果なんだという充足感と、何やら
とっても不思議な達成感のような気分とでも言うのでしょうか、ちょいと
今まで味わったことの無い満足感が今頃になって湧き始めて来たみたい。

打上げが終わった後は、翌朝までカラオケではしゃぎ少し寝て酒が頭に
残ったままクラシックギター合奏の練習へ遅れて参加、オタマジャクシ
が二重三重に見えたけど何とか自分のパートはクリヤーしてるかナ?!。

市川大野の稽古場の後片付けと、たくさん残してきた稽古の想い出を
拾いに1週間ぶりに行ってきました。。。あったぞ、何やら嵐の後のような
すさまじい稽古の想い出が。。。振り返ると稽古のほうが楽しかったナー

波瀾ばんばん座のお稽古も間髪を入れずに始めたいところですネ。
稽古再開は5月13日からです。今から座員の皆さんと再会できるのが
楽しみでしょうがない。

波瀾ばんばん座 飢餓海峡 公演 平成25年4月25日・26日 於:市川市文化会館
第一景 恐山地蔵堂

だらしのない農夫役で登場しました。

片方の農夫が層雲丸転覆事故と質屋の強盗事件を語り、
『新聞読んだか?』、と訊いてきますが、ただ『読まねー』
と答え、犯人が大金を盗んで行ったことに驚愕の表情を
します。

これって、台詞は簡単だけど田舎風の世間知らずの農夫
の表情を出すのは難しかったなー。稽古中にひょんな動き
から夫婦連れになって驚愕の際に『ほんとかやぁー』、
という台詞が追加されました。

第三景 七重が浜

私は田島警部補役でこの景色の冒頭でサスを一人で浴びながら喋り始めます。
身元の判明しない二人の遺体の棺を囲んで刑事達が事件を推理するながーい台詞がお互いに続く圧巻の場です。
刑事の凄みや犯人を必死に追って行く執念のようなものを醸し出しながら延々と語るシーンは本当に難しかった。
稽古を重ねる中でどうしようかとこのシーンがトラウマになったけど、片岡知恵蔵さんの語り方がヒントを下さいました。

第一幕閉 積丹子守唄

お父はボルネオ 兄やはレイテ
死んだものやら 便りは来ない
戦済んだら幸せ来ると 雪の倶知安 岩平越えて
勇背負うて来た見たが しびる積丹荒畑ばかり・・・


、とソロで歌う場面です。
この後、2番の歌から全員が出てきて歌い終えつつ
第一幕の緞帳が下りました。


第七景 池袋富貴屋

小川真次の役です。
進駐軍がくれた米を闇に横流しし2万円ばかりをくすねた後、
警察に追われながらも富貴屋に居る恋人の八重にお金を
託そうとします。

世の中に翻弄されながら遂に犯罪に手を染めてしまった哀れな
青年を演じました。 このシーンはやりがいがあった!
第九景 亀戸遊郭梨花

引き続き小川真次の役です。
『金なんかいくら出したって前科者に陽が当たることはねーだ!』
刑を終えた後、前科者となり心がすさんで立ち直れず八重の
ヒモとなり惨めに生きていく真次です。 

カーテンコール

テリーの出演するのは第九景までです。
緞帳は下りずにすぐにカーテンコールのダンスとなりました。

積丹子守唄のフィナーレ版とでもいうのでしょうか。
皆さん明るいイメージでお開きとなりました。




2013年
4月03日
前回のチャレンジド・ミュージカルでおやぢダンサーズとして舞台へ上がってから早4月になりました。
この間、陽気もぐんぐん良くなり今年はナント観測史上二番目の早咲きサクラになりました。
てなわけで、今年は私にとって何十年ぶりかの久々の桜花見を楽しむことができました。

どこで花見をしたかと云うと、波瀾ばんばん座の稽古場その場所です。
というのも稽古場の目の前に大きな桜の木が数本あり、我々の稽古を見守ってくれているのです。
花より団子とはよく言ったもので、桜の花もほどほどに飲めや歌えの大宴会となりました。



さて、そうこうしているうちに4月25日、26日の本公演までとうとう一か月を切ってしまいました。
最近は週 3 回のペースで稽古があり、そのうち 2 回は通し稽古となってます。



2013年
2月03日
鬼は外、福は家』 の節分がやって来た

波瀾ばんばん座、飢餓海峡の旗揚げ公演まであと残すところ80日となりました。
宣伝チラシや入場券の刷り込み発券も終わり、これから宣伝しまくり活動に入ります。

とは言え、稽古もますます強化していかなければならないのですが、とにかくこれからは、
舞台に上がれなくなるような怪我を絶対にしないこと、と肝に銘じて稽古を続けます。

飢餓海峡の稽古では、今のところはある程度の余裕を交えながらも緊張感やらわくわく感やら、
次第になにかミュージカルのときとは異なったこれまでに無かった様な気分が沸いてきます。
主人公ではないけれどもきっと、長ーい台詞もさることながら、役そのものを大事にしようという
意識が芽生え始めてきているのだと感じるときがあります。

残された稽古の時間を有意義に大切に浸かって行こうと思います・・・



2013年
1月29日
2013年が来て早、1月が終わろうとしている今日この頃です。

波瀾ばんばん座が4月に旗揚げ公演する
飢餓海峡のお稽古もいよいよ
佳境に入ってきました。今日は総まとめとして一幕七景までのほぼ通しの
稽古をしてきました。第三景での刑事同士の長ーい会話がありましたが、
なんとか言えた気がします、というかやっと、台詞が入ってきたので、
これから身振り手振りを自由に表現して行きたいと思います。

実は、刑事だけでなく青年の役もあります。これは第二幕で出てくるん
ですがもしかしたらこちらの血気盛んな青年を演じるほうが難しそうです。
だってそうですよね、僕は今還暦爺、20代の青年役を演じるのはちーと
無理がありそうな気もしますが、そこはシニア劇団のなせる業ということで
精精、頑張って役に挑戦したいと思います。

明日は、残りの二幕全ての稽古となりますが、あいにく
私は仕事で参加できません。

実は2月1日に初の全体通し稽古を実施する予定なので、このときに
これまで覚えてきたこと全てをおもいっきりぶっつけてみようと思います。

公演まであと残すところ3ヶ月を切りました。
大成功に終わることを今からお祈りしてます。


2012年
11月30日
90名ほどの観客前で続けてコント3本、途中で台詞がぶっ飛んで頭の中が
真っ白になっちゃうんじゃないかという思いも少しは脳裏を掠めましたが、そこは、
百戦錬磨の修羅場をくぐり抜けて来たシニア全員の底力みたいなものが
思いっきり噴き出していた気がします。

市川市民会館では小舞台もちゃんと用意されており、部屋の空間も大きく
観客の数といい、お芝居をするにはとても恵まれた環境でした。ご覧になられた
観客の年齢層は我々 (テリーは若輩シニアですが) と似た世代か多くの先輩達で
とてもにこやかに暖かく見守られながら演技することが出来ました。 

笑いも拍手もそこそこ頂戴できたのはコントの内容もさることながら、きっとその場に
居た人達との世代が近かったことも相まって観客と我々が何か通じる気持ちを持てた
からだと感じました。そういった一体感のような中からお互い『詐欺から気をつけましょうね』、
という共通認識が芽生えたことは本活動の成果として上げられるものと確信します。

初めてにしてはなんとかこなせたかな?、とりあえず空中分解は免れ無難に終わって
ほっとしたというのが素直な気持ちです。みなさまーっ、お疲れさまでした、次回も
次々回も頑張りましょう!、シニア万歳!

テリー高橋=。

既に、老人ホームやいろいろな集会への出演が始まっております。また、総集編として
12月16日に市川市文化会館のローズホールでコント公演を行います。
入場無料です、気軽に観に来てね。

市川市文化会館 ローズホール
12月16日 14:00〜開演

一度、関連サイトを覗いてみてください。。



2012年
9月09日
あっ、という間に9月になってしまった。

この間、いちかわ市民ミュージカルの稽古に忙殺されており、そして初日を迎えたかと思ったら
二日目で千秋楽、嵐のように過ぎ去ってしまった 4 ヶ月間、でもこの時間は得体の知れない
世界に身を置かれた気分で、この世のものとは何かまったく別の空間で生活していたような
気がする。

今年の 4 月に無謀にも演劇というまったく未知の世界に迷い込み、そして波瀾ばんばん座
での朗読劇のプレ公演を実施した。と、同時に息をヒーヒーつきながら、いちかわ市民ミュージ
カルの稽古と本公演を駆け抜けていった。

ミュージカルで触れたあの、エネルギッシュな子供から大人、男女を問わずあらゆる人々の
執念めいたというか、何か目に見ない一体となった
"魂" に取り憑かれたような群れの動き
は一体何んだったのだろうか?

かつて味わったことのない素晴らしい経験をさせて頂きました、指導者の皆様やサポート
スタッフの皆様、あらゆるところで陰日なたとなって支援くださった方々に感謝の気持ちで
一杯です。 本当にありがとうございました。

ミュージカルの中でたくさんの人々と出会い、その中からまた新たな活動が生まれました。
一期一会でいいかと思いましたが、いやいや何の何の、これらの活動が人々の繋がりを
拡張し絆を強固なものにして地域の活性化・発展へと繋がっていくんだと実感した今日
この頃です。
 市民ミュージカル万歳!



いちかわ市民ミュージカル
手鞠歌 風にのって
9月1日、2日公演 その名も『ニコヨングループ』
私は袖掛けの松を伐採する工事の現場監督役で出演しました。

なんとも賑やかで気さくな出演者達で気持ちよく参加させてもらいました。

さて、これからは波瀾ばんばん座の本公演に向けて本格的な稽古が始まりました。
水上勉作の "飢餓海峡"、台本の読みあわせと同時に演出家によるキャスティングも
行われている。 恐らく、ヨッシー (演出家のニックネーム) の頭の中では既に、配役が
ほぼ決まっていることでしょう。

先日は、樽見京一郎と杉戸八重の濡れ場シーンの動きと台本読みを併せて、全員で
行った。次回に、別のシーンの部分を同様に行うようだが、今気を揉んでもしょうがない。
いずれにしても、配役が決まってからじっくりとのめり込むこととしよう。

ページのはじめに戻る


7月20日 役者デビューの日
この日は、思い出に残る役者デビューの日となりました。

演目は、作 藤沢周平の 〔
はしり雨 〕 を題材にした朗読劇でした。

朗読劇といっても、台本を読んでいるだけではありません。
台本を片手に持ちながら身振り手振り、顔の表情や感情も可能な範囲で
表現しながら劇を行うものです。

演劇、というか役者 (見習い) になれるって、こんなに楽しいのかと、はじめて
知りました。 こりゃあー、止られそうになさそうです。

私は、劇の中で 〔嘉吉〕 という役の責任重大な主役を任されました。

この劇は、江戸時代が舞台で嘉吉という鍛冶屋職人が、腹のふくれた女房と
将来夢のある生活をしていたところ突然の病で、女房と腹の子をなくし世間の
冷たい風の中で盗人になっていき、その夜も盗みに入るところから始まります。

嘉吉は、大津屋という問屋の金を盗みに入ろうと神社の軒先で激しい雨が
止むのを待ちますが、そこへ若い男女や、やくざ同士の揉め事などの邪魔者が
入ります。 そして、やっと機会が来て盗みに入ろうとすると、今度は病気の
女とその幼い娘が弱々しく神社に入ってきて嘉吉はまた、盗みに入る機会を
失います。

病弱な女は娘の手を引いて、今にもその場で倒れ死んでしまいそうな状態
です。 嘉吉はその親娘の会話から実は浮気の亭主に捨てられ、明日からの
生活に困り果ている様子を聞いているうちに、ゆるせねー贅沢な亭主に対する
怒りと共に、その親娘が死んだ自分の女房・子供の想いへと重なっていきます。。。

そして、盗みに入る魂胆などはとうに消え去ってしまい、その親娘の介護につき
漸く雨があがった夜空の下で、遂には病弱なおかみさん (親) を背負い娘の
手を引いて深川の家まで送って帰る、というシーンで劇は終わります。


嘉吉は、劇の始まりから終わりまで始終、舞台に出放しで緊張しましたが、
なんとか初舞台をこなせたかな、と自画自賛しています。


これからも、がんばるぞーっ!


リハで気を引き締める緊張の世界 プレ朗読公演のちらし 初舞台となった蔵のギャラリー結花
Youtube でチーム A の朗読劇をご覧ください チーム A 頑張りました "イエーイ"

ページのはじめに戻る
inserted by FC2 system