爺の独り言集 [12月]


12月27日 (日曜日) レベル
あっ!、という間にもう大晦日が近づいてきた。いやぁ~、全く早いもんだ。4時を過ぎると陽が落ち始め、直ぐに暗くなってしまう。でもまぁ、半年も経てばまた夏至が来ると思えば気持ちも暖かくなるってぇもんだ。

先日、新年を迎える前に頭を綺麗に丸めておこうと思い、いつも通っている駅前の床屋へ行った。この日は、見知らぬおじさん理髪師がバリカンで揃えてくれた。カットだけの坊主頭なのに随分、労力を費やしてくれた。まっ何やら丁寧な仕上がりになり、この時期なので頭は涼しい。

今年は、2月から7か月間ほど波瀾ばんばん座を休んでしまったが、今は来年2月の本公演「がめつい奴」の舞台を目指し稽古に励んでいる。写真は、市川大野にある梨選果場倉庫を稽古場とした稽古の様子だ。この時期、風が吹いたりするとめっちゃ寒いっすが、座員一同、老体にムチを入れて頑張ってます。

本公演は来年2月です。観に来てね! 【案内チラシ (pdf)】
12月4日 (金曜日) レベル 7
 今年も残すところ一か月弱になっちまったね。でも、めっちゃくっちゃ寒い、という日は未だやって来ていないような気がする。

今日は、12月に入って最初の「がめつい奴」の稽古が、本八幡ふれあい館であった。お芝居チラシもご覧のとうり出来上がり、いよいよこれから広告宣伝も本格的になっていく。

お芝居のあらすじはこんな感じ;
 日本中がまだ貧しかった昭和34年、場所は大阪西釜ヶ崎にある簡易宿泊所「釜ヶ崎荘」。その界隈は、流れ者やその日暮らしの人々が集まる無法地帯である。今日も日雇い労働とともに、衝突自動車の解体、当たり屋、人騙し、美人局 (つつもたせ) などで稼ぐ住人たち。物語は、この宿の女主人のがめつい「お鹿」婆さんが密かに貯めた三千万円と、二千坪の土地を巡って大騒動へと発展する....

テリーの役は、その昔、道頓堀「中座」で鳴らした名女形、と自分勝手に思い込んでいる元役者の実川浪之丞に扮します。ひ弱でちょいとオカマっぽい、眼が虚ろでヒロポン中毒なりかけ、その日暮らしのそんなだらしのない中年男です。

毎回、稽古を繰り返すたんびに、浪之丞の人物像が形成されていくことを感じます。と云うのも、演出家の度重なる台本台詞の修正と、立ち位置や振る舞いの修飾があるからです。まっ、いつものことと思いつつ、大阪弁の台詞と振る舞いをあれこれ考え、四苦八苦しながら楽しんでます。

本公演は、来年2月です。観に来てね! 【案内チラシ (pdf)