爺の独り言集 【3月】


3月27日 (日) レベル 7
 「がめつい奴」の公演が幕を閉じ、早くも1か月が経ちました。

舞台の写真集を入手したので、その記念の一枚をここに掲載します。写真は、一人舞台の下手袖で前奏から主メロディーの頭部分を弾いているところです。この後、テコと女性の歌い手が舞台袖から登場し、ギターの伴奏に合わせて歌い始めます。

演奏している曲は、台本に詩だけが書かれていた「テコの歌」を、演出助手の旦那様が曲付けしたものです。音的には、マイナー6と9thを基調とした和音階ベースの物悲しく、しっとりとした感じの曲です。
(写真をクリックするとテリーが編曲したハープと弦楽三重奏の音が流れます)

クラシックギターの音色にとても合ったようです。生音でも良かったと思いますが、歌声に負けてしまうので、ワイヤレスマイクをサウンドホールに着けました。

 4回公演の内1回は、演奏歌が終わると拍手が鳴ったので一寸驚きでした。だって、これはあくまでもお芝居ですからね。それに、このシーンは紗幕が降りていて、その裏で舞台の道具類を大移動している最中でした。でも、拍手を頂戴したのは嬉しかったな。有り難う!
3月19日 (土) レベル
先日、年に一度の定期健診へ行ってきた。気になったのは胸部レントゲン写真だ。

左胸下部に "翳り" らしきものが見えるとか。医師によると、さらに専門家に確認してみるが精密検査の要否は4月末頃に連絡するとのこと。 確か、現役時代の5~6年前にも似たような診査結果があった。

その時は、お茶の水の順天堂医院へ出向き胸部輪切り検査を行った。結果は問題無しだった (写真)。 まっ、今回も大丈夫だろうとは思うが、ちょいと心配。。。。

 健診から何日かして、今度は胃内視鏡検査を受けた。胃カメラです。私がここ数年通っている病院では、鎮静剤 (麻酔相当) を施して検査してくれる。なので、精神的にも肉体的にも非常に楽である。気が付いた時には、もう終わっている。

昨年の検査結果は少々怖かった。胃から十二指腸にかけてひどく荒れていた。先生曰く、放っておくと癌予備軍になるとのことだった。ギョギョギョ!飲薬で約5か月間の治療を行い、かなり改善された。原因は、人間関係から生じたストレスであることは容易に考察できた。

 そして今回の検査結果はというと、担当医師から「さらに良くなっている」との言葉を聞いて、胸を撫で下ろした。そういえば治療以来、「不見、不聞、不言」「行雲流水」に徹し、ストレスを感じないよう気遣っている。これがこの先、唯一の健康法だね。「ストレス= 癌の元」
3月15日 (火) レベル
 今日で「64歳」になっちまった。 ということは、来年生きていれば65歳になる勘定だ。

いよいよ前期高齢者の仲間入り準備段階に入った。全く信じられないが、現実だからしようがないね。 ...ってなことを一人ぶつぶつ思いながら、河津桜や菜の花が咲き誇る行徳野鳥公園の周囲を散策してみた。

ふと、この辺りも恐らくは、多かれ少なかれ原発放射能の影響を受けているに違いないのだろう....と思った。


 桜が咲き、心がわくわくし始める3月は、丁度5年前から東日本大震災と原発放射能という阿鼻叫喚イメージに置き換えられてしまったようだ。そんな空気が漂う弥生月になってしまい、少々、控えめ気分で誕生日を迎える3月生まれの諸氏が少なからず居る、俺もそうだけどね。

そんな気持ちもあって散策がてら、ちょいと離れた中山法華経寺にも脚を伸ばしてみた。国の重要文化財だけあって、とても重厚な雰囲気が漂っている。今年の市民ミュージカルのテーマになる"筈"だった「鬼子母神」へもお参りしてきた。

 この歳になって、お誕生日...と言われるのも恥ずかしいので、独りで祝うこととしよう。昨日は、雪が舞いそうな真冬日だったなぁ。早く暖かい日が来るといいね。。。
3月6日 (月) レベル 6
 友人からの冗談半分のお勧めで、映画「幕が上がる」DVDを見た。作品に登場する俳優、映画監督、脚本家、ストーリ等は全く知らなかった。

映画の撮影に至るまでのドキュメンタリーDVDもあったので、先にこれを見たら冒頭に、演出家「平田オリザ」が現れた。何やら女子高校生に、演劇の指導を行っている。登場している高校生達はももクロの女子達だ。なにこれ?、と思いつつ奇妙な好奇心が湧いた。

私も演劇に首を突っ込んでいるから、この時点で、きっとこれは面白い作品に違いないと思った。私が席を置く「波瀾ばんばん座」の演出家が並べる指導の言葉と、演出家「平田オリザ」の指摘が微妙に重なり脳裏に映った。早速その足で図書館へ赴き、以前に何度か読んだことのある平田オリザ著の「演技と演出」という本をもう一度借り、読み返しはじめた。

「幕が上がる」は、とある高校の演劇部員が全国演劇大会へ挑戦して行くという、かなり前からよくあるお馴染みのパターンなのだが、演劇という点で非常に参考になった。波瀾ばんばん座の座員にも見てもらうといいかな。